前回に引き続き、残糸の使い道をご紹介します。

 20センチ以下の短いクズ糸は、ヨコ糸の間に挟みながら織り込みます。

 この写真は、カシミヤ生地の間に色とりどりのラムウールを挟んだストールです。

フリンジの先にもクズ糸を付けてあります。

縮絨すると、まるで小さな蕾が付いている様に様変わりします。

こんなに可愛い作品に変身するのですから、上質な糸ほど捨てられてないのです。

ちなみに着物や帯にも、昔からこの技法は使われています。

日本人の「もったいない文化」の現れですね。

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