教室の日常

綿の苗

梅雨に入り、シトシト雨が降る毎日。
 
でも、雨に濡れた紫陽花は瑞々しくて、
どんよりとした天気でも爽やかな気分になります。
 
この時期の雨は、植物にとって大事ですね。
 
一ヶ月前に種まきをした綿の芽は、
双葉から本葉に代わり、
スクスクと成長する頃かと思います。
 
教室の綿の芽はこんな感じ。
 
 
 綿の苗
 
 
実は、これ、園芸上手な生徒さんが育てた苗のおすそ分けです。
 
私は、と言うと・・・
 
今年も種まきをしくじり、発芽しなかったのです。
 
土の準備がいい加減な上、
種を水につけっぱなしにしているうちに、
水の中で根が出てしまい、
オタマジャクシみたいに!!
 
ゲッ~と思い、あわてて土に突っ込んだせいで、
根っこが痛んでしまったようです。
 
たくさんあった種は全滅。
ウーン、園芸は難しい。
 
私より生徒さんたちの方が数十倍園芸上手です。
綿に対する愛情が違うんでしょうね。
秋の収穫を期待しています。
 
 

ペルーの織物

先日、ペルーを旅した生徒さんが、
現地で見つけた織物を皆さんにお披露目して下さいました。
 
綴れ織りの長い敷物とアルパカのマフラーの数々。
伝統的な柄を織り込んだ、凝ったデザインの品々です。
 
 
 ペルーの織物1 ペルーの織物2
 
 
これらがどんなに時間と手間のかかるものなのか、
織りを学んでいれば、よーくわかります。 
 
現地で、お値段を確認してびっくり。
 
「えっ~、そんなにお安いの?」
 
と、思ったそうです。
 
ちなみに、アルパカ100%のマフラーが約500円。
 
私達が同じマフラーを織ったら、
一体どのくらいの価格になるのでしょう?
 
時給1000円で、織るのに30時間かかったとすると、
それだけで3万円になってしまいます。
 
こんなに高くては、なかなか売れませんよね。
日本で手仕事を生業にする難しさを感じます。
 
その点、趣味の手織りはいいですね。
単純に、楽しければよいのだから。
 
 
 

ヤノフ村の絵織り物

2年程前の事。ひとりの生徒さんが本を持って来て、
 
『これ、可愛くって、織ってみたいんです!』
 
「ヤノフ村の絵織物」と言う本でした。
 
 
ポーランドのヤノフ村で昔から織られている織物で、
織り方の図がびっしりと載っています。
 
全て二重織りのピックアップ技法。
図案に沿ってタテ糸を引き上げ、裏を織ったら表を織って・・・
 
やたらと手間のかかる織物なのです・・・
 
しかも、教室はロクロ式の織り機。
 
『うーん、やっかい・・・でも、できるはず!』
 
ロクロの織り機で絵織りを織る方法をあれこれ試し、
ようやく織り方を考えつきました。
 
後は、図案をみながら織るのみ!
 
 
その後、生徒さん達は、高機でたくさん織って見せて下さいます。
 
 
 ヤノフ村の絵織り物1 ヤノフ村の絵織り物3
 
ヤノフ村の絵織り物2
 
 
ポーランドの田舎の風景や人々の暮らしなどが
コミカルな図案で織り込まれていて、ほのぼのします。
 
着物文化から発生した日本の織物とは全く違った魅力がありますね。
一度は織ってみたい気持ちが、よーくわかります。
 
 
二重織りの絵織りを調べていると、北欧にもたくさんある事が判明。
自然や人々の暮らしぶりが、まるで絵本の一場面のように表現されています。
 
またひとつ、楽しい織りの世界が広がって行きます。
今度は、自分の図案で「おとぎ話」を織ってみたいものですね。
 
 
 
 

生徒作品の動画をアップロード

前回の記事でご紹介した6名の生徒作品の動画ができました。
YouTubeにアップしてありますので、次のリンクからご覧ください。
 
 
 
 生徒作品動画サムネイル
 
 
 
 
 
 
 

高機の実践課題(練習)作品の事

6名の生徒さんが悪戦苦闘しながら織り上げた
薄い羽衣の様な麻100%のストールです。
 
 
 6人の課題作品
 
 
夏の日差しや、冷房の冷え対策に便利な一枚。
 
サラッとした肌触りが蒸し暑い夏に心地良く感じます。
 
デザイン画から始まり、糸の本数計算、整経など、
あれこれと続く工程を黙々とこなし、
ようやく完成した練習作品です。
 
4月の下旬から教室の廊下に6名の作品を公開しています。
 
現物作品に触れる事で、これから制作される方の参考になれば、
と思っています。
 
日曜~月曜日の教室のお休みを利用して、
すぐ側の公園で、これらの作品の動画撮影をしました。
 
前日の夜に降った小雨によって、
早朝の木々は瑞々しく新緑がとても鮮やかです。
 
上の写真では作品の透明感が表せなかったのですが、
動画に撮った作品は抜群に綺麗です。
 
この動画は編集をし、近日中に公開します。
ぜひ、ご覧になって下さい。
 
 
 

綿のタネを配っています

桜が終わり、だんだんと暖かい日が多くなってきました。
 
今月の下旬から5月の初めの頃になると、
いよいよ綿のタネ蒔きです。
 
只今、教室では綿の栽培をしてみたい方に
「育て方説明書」とタネをお配りしています。
昨年、収穫に成功した生徒さんのタネです。
 
 
 綿1 綿2
 
 
こんな風に次々に綿のタネが広まって、
綿栽培から糸紡ぎ、機織りまで、
通してやってみる方が増たら楽しいですね。
 
スピードの求められるご時世。
 
のんびりと綿に向き合って過ごすひと時は癒しの時間です。
 
子供時代のアサガオの観察を思いだしながら、
育ててみるのも楽しいです。
 
こんなマニアックな体験を生徒さんと共に楽しんでいます。
 
 
 

いっきに春が来た

昨日の冷たい雨が止んで、今日はポカポカ陽気になりました。
いっきに春が来たという感じ。
 
近くの公園の桜は見事に満開。
大勢のお花見の人々で賑わっていました。
 
 
さくら1 さくら2
 
 
花や樹々の新緑を見ると、なんだか元気が湧いてきます。
寒かった冬が終わり、命の芽吹きを感じます。
人間の身体も春モードになる気がします。
 
教室から南の方角、徒歩15分くらいのところに荒川が流れています。
今日は、河川敷を90分程ウォーキングしながらたくさんの春をみつけました。
 
身体を動かし自然に触れるって、心地良い事ですね。
 
 
 荒川の土手にて4 荒川の土手にて5
 
荒川の土手にて3
 
 
 

綿の手紡ぎ

少しずつ暖かくなり、公園の木々の芽が膨らみ始めています。
春がもうそこまで来ている気配です。
 
春になったら行う事に「綿の種まき」があります。
今年は綿の実を30個くらい収穫できたらいいのですが・・・。
 
さて、この写真は・・・?
 
 
 綿1 綿2
 
 
なんと、お座布団から出てきた綿なんです。
 
「これ、紡いだらどうでしょう」
 
って、生徒さんがこんなにたくさん持って来て下さいました。
 
早速、ちぎってクルクル棒にして紡毛機にかけたところ、
すごく紡ぎ易いのです。
 
気持ち良くスルスルと糸になっていきました。
 
 
 綿3 綿4
 
 
スゴイ!こんなところに材料があった!
 
紡いだ糸はお湯で煮てから使用するので、
古かったり、多少汚れていても大丈夫。
 
春のストールやクッションカバーなどのインテリアの布、
細く紡げたらブラウスの生地にしてもステキです。
 
こんな風に生まれ変わらせるのは、まさに手仕事の醍醐味。
 
たまには身の回りの不要品の中からお宝探しをしてみるものですね。
 
 
 

試行錯誤の繰り返し

このところ、教室がお休みの日に、私はあれこれと教える為の試作をしてます。
 
高機を使ったカリキュラムは20課程(技法)あり、
さらにその課題ひとつについて、いくつもの織りパターンがあります。
 
こんなにたくさんの技法があるのに、
それでもまだまだ未知の領域がいっぱいなのです。
 
今回は、生徒さんからのいろいろな質問に答える為に、
二重織りのカラーバージョンの実験です。
 
どんな風になるんだろうと、組織図を見ながら試行錯誤の繰り返し。
 
またひとつカラフルな可愛い織り方が見つかりました。
 
さて、この織り方を使って何を織りましょう?
実験は続きます。
 
 
 二重織り
 
 
 
 

羊の天然色

只今、各自で今年の手紡ぎ用の原毛を取り分けている最中。
 
どんな色をブレンドして糸を作ろうか・・・
 
と、あれこれ悩みながら、袋いっぱいに原毛を詰めています。
 
今年は、変わり種としてジャコブと言う天然色の羊も用意しました。
自然に変化している優しい色合いをぜひ味わっていただきたいなと思っています。
 
丁寧に紡いで、ブランケットなどにするのがおすすめ。
ずっとそばに置いて使い続けたくなる作品になることでしょう。
 
 
 原毛1 原毛2